今日までに提出ボランティアの会報原稿
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7班「私がいちばん最初にここに来たのは、いつだたろう?。」
近年、県立●術館の展覧会に頻繁に来るようになって、「どうせなら。」と
ボランティアに参加し、スクールサポートでここに初めて来る小学生たちと一緒に作品を鑑賞しながらそんなことを考えた。
 先ず、最初の機会は小学校3年生の社会科見学だった。しかし入館券とお小遣いを入れるポーチを母に手作りしてもらい、事前学習で聞いたぐんまの森の面白さに、私は本当に楽しみにしていたらしく、興奮のあまり当日に発熱し欠席となってしまったのであった。
休みで家で一人で観たTVで、中国残留孤児の肉親探しの映像が盛んに流れていたのもおぼろげに記憶にある。
 そんな訳で、私のぐ●まの森デビューは遅く、高校2年のときとなる。美術部に入部していた私は、顧問の先生の県展出品作品を美術部の仲間と見に行ったのであった。
昨年度、アスベストの撤去工事が終わった旧館の薄暗い展示室に所狭しと飾られた、高い技術力の大きな絵画に大変圧倒された様子が思い出される。
確か顧問の先生の作品は私がモデルとしてポーズを取ったこともあり、なんだか自分の事の様に誇らしかった。
現在、ロビーのザッキンの作品が展示してある所には、石材の大きな作品が展示してあり、数人の女性が風に吹かれている様子を表現したそれは、石であるはずなのに、とても軽やかで清々しい雰囲気を醸しだしており大変驚いた。
 そんな学生時代を経て、物であるはずなのに人間の心を揺さ振る美術作品の深みに私は益々はまって行き、美術専攻の道を進むこととなる。
 自らも制作をし、より多くの作品を鑑賞し、少なからず美術を学校で指導する機会を経て、私は高名な作品の素晴らしさはもちろんだけれど、やはりそれを鑑賞する生きた人間がいてこそと思う様になった。
 なので現在の活動に大変意義を感じている。
あのとき自分が体験した“わくわくどきどき”をサポートできるのかと思うととても充足感がある。子供たちのビックリした様子にこちらが楽しませてもらっている。
 また、かつては白鷺の群生地だったという、ここの自然の素晴らしさも楽しみの一つだ。剪定されていない巨木やそこに生る赤い小さな実や、一面を覆う落ち葉の美しさと、その息吹にむせながら太陽の光を浴びると元気が湧く。
そうしてその後、人間の心の森に入って行く様な気持ちで美術館の階段登っている。

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